年下男性に貢いだ挙句殺害された女性教師

昨年末、兵庫県加古川市の中学校の女性教諭(37歳)が失踪し、修学旅行の積立金などこの女性教諭の管理していたお金も引き出されているのが発覚しました
交際相手であった28歳男性が彼女の殺害を認め、逮捕されました
女性教諭はこの年下男性に貢ぐため、修学旅行の積立金にまで手をつけていたわけです。事件の内容は以下の記事をごらんください



無職でぶらぶらしている年下男性に夢中になった挙句、多額の金銭を貢いで殺害されるという、世間ではままある事件です
当ブログではさまざまな事件を取り上げていますが、その狙いは被害者や加害者を貶めようとするものではありませんし、事件の原因を詮索するためでもありません
事件の意味を問い、考えるのが目的です
殺害された女性教諭がどのような人物であったのかは不明なので、あくまでも仮説として語ります
37歳で独身の女性教師をイメージからすれば、恋愛経験が少なく真面目で融通がきかない人物(世情に疎いという意味で)が思い浮かびます
男性から甘い言葉をかけられたり、食事に誘われたり、プレゼントを贈られたり、などなどとささやかな体験に彼女はときめき、舞い上がり、夢中になったと考えられます。30代半ばを過ぎて、結婚願望も焦りもあったのでしょう
金を巻き上げられカモにされているとの自覚はあったとしても、金を渡さなければ関係が途切れてしまう不安の方がはるかに大きく、そのために金を貢ぎ続けるしかなかったと推測されます
世間の目からすればダメ男にはまった憐れな女の末路なのですが、それでも彼女は「彼が改心し、二人でがんばればどうにかなるはず」との期待にしがみついて手放そうとはしなかったのです
その愚かさを指摘するのは簡単ですが、彼女にすればまぎれもなく恋だったのでしょう。一生に一度の、文字通り身を滅ぼすような恋だったと
この状態で周囲からの助言を聞き入れる可能性はほとんどありません
女性は恋愛に現実よりも過大な期待を抱き、のめりこむからです。そこで現実的な話を持ち出しても耳を貸そうとはせず、逆切れされるのが落ちです
傍目からは悪い男の金蔓にされている憐れな女でも、「わたしたちの関係は他人には理解できない」との意識があり、同情も助言も一蹴します
ですが、本当のところは恋愛ですっかりのぼせているからではなく、現実を受け入れることへの不安があり、ところん回避しているからこそ助言に耳を貸さないのです。自分のすべてが否定される不安、別離の不安、喪失の不安、破綻の不安などが恋愛にはつきまとっています
さて、彼女の場合はどうだったのでしょうか
おそらくは悩みを打ち明ける相手も、愚痴を言い合う友人もいなかったのではないかと思います
恋愛というドラマの中でその脚本の結末も知らないまま状況に翻弄され、悩み、戸惑ううちにいきなり幕切れになってしまったのかもしれません。ですが、苦く悲惨な恋愛ドラマではあっても、彼女は間違いなく主役であったわけです
さて、事件については今後の裁判で明かされる点もあると思いますので、続報があればまた取り上げたるつもりです

「やめときゃいいのに」と言われる男にハマらない方法【独女通信】というのがライブドアニュースにありましたので、興味のある方はごらんください



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