たまには読み返す「夏への扉」

読書の秋なので、お薦めの一冊を紹介しましょう

SF小説の古典「夏への扉」はロバート・A・ハインラインの代表作の一つです

これまで年に1回か2回は読み返すのですが、飽きません

繰り返し読んでも楽しめる名作と言えます

時間旅行、メイドロボット、冷凍睡眠などSF的なアイディアが満載のエンターティメ

ントとして現在でも人気があるようです

数々のギミックを別にしても、ハラハラドキドキの展開は読者を十分に惹き付けま

すし、物語作家としてハインラインの優れた資質が発揮されていると思います

例によってネタバレを防ぐため物語の中身には触れませんが、最後の畳み掛ける

ような展開、スピード感はこの作品最大の魅力でしょう

現在では漫画やアニメーションで当たり前のように使われている時間旅行ですが、

この作品が書かれた1957年当時(昭和32年)としては斬新なアイディアであった

と思われますし、なかなか巧妙に使われています

「ぼく」の一人称で語られる口調は村上春樹の小説を彷彿とさせ、翻訳者である福

島正実の優れた仕事の一つに数え上げられるでしょう

最近、新しい翻訳が出て話題になりました。翻訳者は「アルジャーノンに花束を」を

手がけた小尾芙佐で、アマゾンのレビューを見る限りなかなか好評のようです



夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))
早川書房
ロバート・A・ハインライン

ユーザレビュー:
そこまでの傑作とは思 ...
陳腐化しない、ファン ...
傑作主人公に扉を開け ...
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夏への扉[新訳版]
早川書房
ロバート・A・ハインライン

ユーザレビュー:
新訳、好きですこの物 ...
核戦争後も未来はある ...
ある発想超のつく有名 ...
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