グローバリズムとグローバリゼーションは別物
あちこちで目にしたり耳にする「グローバリゼーション」とか「グローバリズム」という
ことば
サミットなど、国際会議の場に市民活動家を称する人間が押しかけ、暴れるのが
日常化しつつあり、彼らの主張をメディアは「反グローバリズムを呼びかけるもの」
だとか、「グローバリゼーションに反対する声」だのと紹介しています
本来、「グローバリゼーション」と「グローバリズム」は別々に生まれた概念で、意味
するところも別なものでした
しかし、頻繁に使用されるようになると「グローバリゼーション」も「グローバリズム」
も混同されるようになり、現在では批判的な意味、けしからぬ企てとして「世界を一
元的に支配しようとする野望」のごとき概念で用いられています
メディアや政治家、学者などが自分たちに都合よく解釈し、使っているためこのよう
な混乱が生じました
かつての「地球村」とか「宇宙船地球号」などという表現も、「地球は一つ。エゴを捨
てて共存共栄を目指そう」と呼びかけるものでしたが、現在の混乱の中ではこれら
の主張も「グローバリズム」になってしまいます
インターネットのウェッブサイトには「グローバリズム」と「グローバリゼーション」の
違いを丁寧に説明しているところが幾つもあります
興味のある方は検索してみてください
にもかかわらず、上記のように「グローバリズム」も「グローバリゼーション」も同じ
けしからんもの、といった主張が横行するようになったため、もはやこの二つの概
念の根本的な違いを説明すること自体、無意味になりつつあるようです
こうした「グローバリズム」、「グローバリゼーション」を批判する活動の中には「反
米主義」の色合いが非常に強く濃く出ています。裏を返せば、アメリカを批判する
さまざまな国々、民族による「ナショナリズム」の大合唱です
アメリカの価値観、アメリカの思惑を押し付けるな、との思惑が背景にあります
ですがそれはあくまで「反米主義」であって、「グローバリズム」の批判でもなけれ
ば、「グローバリゼーション」の批判でもありません
ことば
サミットなど、国際会議の場に市民活動家を称する人間が押しかけ、暴れるのが
日常化しつつあり、彼らの主張をメディアは「反グローバリズムを呼びかけるもの」
だとか、「グローバリゼーションに反対する声」だのと紹介しています
本来、「グローバリゼーション」と「グローバリズム」は別々に生まれた概念で、意味
するところも別なものでした
しかし、頻繁に使用されるようになると「グローバリゼーション」も「グローバリズム」
も混同されるようになり、現在では批判的な意味、けしからぬ企てとして「世界を一
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メディアや政治家、学者などが自分たちに都合よく解釈し、使っているためこのよう
な混乱が生じました
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グローバリズムとナシ ...
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