ゲーム中毒と断定する前に

一部のメディアが「ネット廃人」という表現を使っているのを見ます

インターネットに夢中になり、昼夜の別なくオンラインゲームに興じたりしている人間

を韓国メディアが「ネット廃人」と読んでいたのをそっくり受け売りしているようです

さて、朝日新聞が「ネットゲーム中毒の若者」について記事を掲載しています

朝日新聞のウェッブサイトでソースが確認できませんので、一部記事を引用しつつ、

紹介します



いじめが原因で引きこもり→5年間毎日「リネージュ」を10時間の若者『ネットゲーム
中毒』が社会問題に

ブロードバンド大国を自任する韓国で、オンラインゲーム(ネットゲーム=ネトゲ)が
やめられない「中毒者」の存在が社会問題化している。ゲームセンターに入り浸る
小中高生、部屋に閉じこもる若者……。政府も対策に取り組むが、成長産業でもあ
り、根本的な解決策は見えない。(ソウル=牧野愛博)
(中略)
中学3年の時、同級生のいじめが原因で引きこもりになったのが、ゲームにはまる
きっかけだった。母親が部屋まで運んだ食事を食べる毎日。外出はほとんどしない。
ゲームの世界では達人として尊敬されているという。
(後略)


「インターネットのオンラインゲーム中毒」というのはメディアが作り出したイメージで

あり、本来は依存症と表現すべきでしょう

しかし、記事を見ているとオンラインゲームへの依存が問題なのではなく、不登校・

ひきこもりが根本的な問題だと分かります

ひきこもりでほかにすることがないからオンラインゲームで時間を潰しているわけで

あり、その逆ではありません

ゲーム中毒云々の話は尾ひれのようなものです。ですからゲームを取り上げ、遠ざ

ければすべてが解決する、というものではないと考えなければなりません

就学、就労のサポート、社会適応のための基礎的な訓練などが必要であるのは言

うまでもありません



気をつけよう!ゲーム中毒〈2〉オンラインゲーム
汐文社
渋井 哲也

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