京都教大集団強姦事件を考える 8
京都教育大の学生による集団強姦事件を積極的に取材・報道してきた京都新聞が「まとめ」の記事を掲載しています
京都新聞は大学側の責任と加害者である学生の責任を一貫して追及してきました。その姿勢には、「気骨」を感じさせられました
特に大学側が事態を隠蔽し、「大騒ぎするほどの問題じゃない」と矮小化しようと企図するところを厳しく批判し、卑劣な犯罪をうやむやにしようとした学長を辞任に追い込んだのは京都新聞の言説の力によるところが大だったと思います
ただ、今回の記事の中にある以下の記述はひっかかるところです
インターネットでは、逮捕直後から「酒を飲んで潰(つぶ)れる女が悪い」「すべて自己責任」などと女子大生を中傷する書き込みが相次いだ。京教大のほか、計4大学が、書き込んだ学生を処分する事態になった。
インターネットといっても、会員制サイト「mixi(ミクシィ)」と「2ちゃんねる」とでは今回の事件に対する反応に大きな違いがありました
もちろん2ちゃんねるにも被害者を中傷する書き込みがあったのは事実です
が、犯行に加わった学生の素性、氏名をいち早く掲示したのは2ちゃんねるです。個人情報をさらすという意味では危険な行為ですが、これも社会的な制裁の一部でしょう
悪事を働けば氏名や住所、所属などの個人情報がインターネットに公表され、有形無形の制裁を受けるという仕組みが全面的に誤りだとは思えません
その結果として、「mixi(ミクシィ)」に被害者である女性を誹謗する書き込みをしていた学生たちの素性が2ちゃんねるで暴かれ、どこの大学の学生なのか特定されました。大学には2ちゃんねらーの抗議が殺到し、彼ら彼女らは処分を受けたのです
インターネットに住む無名の大衆のこうした動きを「悪」だと糾弾する毎日新聞のようなメディアもあります
ですが、自分は社会の自浄作用の一部だと考えます
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