奈良同級生殺人を考える 3

事件は現在家庭裁判所に送られ、観護措置決定により少年の身柄は鑑別所に

あります

付添人(弁護士)が精神鑑定を求めることにした、と報じられています
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090730-00000011-mai-soci

家庭裁判所はおそらく精神鑑定の実施を決めるでしょう

記事の中で「少年に完全な責任能力があるかどうか分からず、事件を起こした原

因が分からないままでは少年や被害者にとって良くないと考えた」と付添人が語っ

ているところを見ると、事件の核心部分についてまだ供述を拒んでいるのかもしれ

ません

供述を拒むのは自分の抱え込んだ幻想を手放したくないからだ、と考えられます

自分の幻想世界を他人の目にさらしたくない、あるいは他人に介入されたくないと

の思いが強いのでしょう

劇場型の人格障害なら「自分の方こそ被害者」と言わんばかりに、己の主張をべ

らべらと一方的にまくしたてたりします

鑑別所で24時間生活を観察し、奇矯な言動・振る舞いがないとすれば統合失調

症の可能性はないと思われます

思い込みの強い性格らしいというのは過去の報道から感じ取れますが、それ以上

のことはまだ何とも言えません

精神鑑定の結果、何かが解明されるのを期待しましょう

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