京都教育大学長辞任 遅すぎる決断
学生による集団強姦事件で問題になっている京都教育大の寺田光世学長(67)が辞意を表明したと京都新聞が報じています
京都新聞は地元の事件ということもあり、この事件を丹念に追い、質の高い報道をしてきたメディアですので、過去の関連記事も参照してください(特集という形で記事がまとめられていないのが残念ですが)
「学長として責任を痛感した」との話ですが、いったいどの部分にどのような責任を感じたのか、極めて疑わしいく思います
被害者である女子大生から大学側が相談を受けたにも関わらず、「大学は捜査機関ではない」との理由で事実関係を十分に調べず、警察にも届けませんでした
公務員は犯罪の疑いがあると知ったときは、法にのっとりこれを届け出る義務を負っているわけですが、寺田学長はこの義務を無視しています
さらに、「(加害者である学生が)自殺するかもしれない」と加害者の立場を優先し、被害者をないがしろにした判断も明確な誤りです
そして加害者学生を無期停学処分とした決定の生ぬるいと批判されました。無期停学は重い処分のように見えますが、大学側の判断でいつでも停学を解除できるものであり、その場しのぎでしかありません
さらに、加害者学生を「教育的配慮」から退学にさせず、教育すると宣言したのも疑問です。大学がいかに彼らを教育しようと、社会はレイプ犯を教員として迎えたくないのですから
そして最後に辞任の決断がここまで遅れたのも寺田学長の判断ミスと指摘しておきましょう
「学生が事件で迷惑をかけた」と言うよりも、学長自身の度重なる判断ミスが大学への信頼を傷つけたと考えなければならないのですが、寺田学長は理解できないようです。最初から学長の職務を果たせる器ではなかったのでしょう
最後に付け加えますが、学長の判断の誤りの根幹には、「コンパに参加して飲酒し、酔っ払った女子学生が悪い」との考えがあったからだと言えます。体育学を専門とする寺田学長は体育会系の人間であり、レイプした体育会学生に最初から同情していたのですから
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