科学の意義 衛星「かぐや」

6月11日、月探査衛星「かぐや」が月面に落下し、使命を終えました
ヤフーのニュースサイトに気になる書き込みを見つけましたので取り上げます


研究者「これからが本番」=解析待つ多数のデータ-「月の起源」解明に向け・かぐや

このニュースにコメントを書き込めるのですが、そこに以下のようなコメントがありました

月の起源の解明がそんなに大事なことかな?
他にやらなければならないことはいっぱいあると思うけど。
はっきり言って学術研究を職業とする学者っていい身分だよね。
景気にも左右されないし、離職の心配もないし。
あえて批判を覚悟でコメントしました。

「批判を覚悟」というからには、自分のコメントが他の人からは怪訝なものに映るのを自覚しているのでしょう
最先端分野の科学研究には多額の費用がかかります。「そんな無駄なものに金を使わず、もっと必要なところに向けるべき」との発言はいつの時代にもあります
「月の起源」からは離れますが、海には未知の微生物がいて各国がその研究にしのぎを急ぎを削っています
最近では海の微生物を利用してバイオエタノールを生産する技術が注目を集めています。有効利用できる微生物を発見し、その利用で特許を取得すれば新たな産業が生まれ雇用も生まれるわけです
また、土の奥深くには生物は存在しないと言われてきたのですが、地下数千メートルのところにも微生物がいることが分かってきました
こうした微生物が生命の起源を解き明かす鍵になったり、何らかの有効利用に結びつく可能性もあります
こうした研究が直ちに銭金に結びつくわけではありませんが、決して無益なものだとは言えません。しかも、結果が出るまで地道で長い研究が必要とされる分野です
目先の利益だけに目を向け、科学の基礎研究を怠るような国に未来はないと思います

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