映画「火垂るの墓」 海外での反応

当ブログで一番アクセスが多いのは映画「火垂るの墓」を取り上げた記事です
理由は分かりません


分かりませんが、続きとしてこの作品に関する海外の反応を拾い集めてみました。この映画を見た海外の人たちが何を感じ、何を思い、何を語ろうとしているのか、考えたいと思います
なお、拾ってまわったサイトは多岐に渡るのでサイトのアドレスは省略します
翻訳もかなりの意訳なので了解願います

「私は冬にこの映画を見ました。それから約5ヶ月後の夏、最初のホタルを見たときに私は信じ難い悲しみに打ちのめされました。この映画が私にどのくらい強い影響を与えたのか、改めて思いました」

「これはすさまじい映画です。私はどんな感傷的な映画にも心を揺さぶられないタフガイです。しかし、私はこの映画の後で本当に泣きました。私は心から泣きました」

「戦争には勝者も敗者もいない。善玉も悪玉もいないのだとこの映画は教えてくれます」

「あなたがディズニーのようなアニメを期待したなら間違いです。本物の映画としてアニメを期待するなら正解です。この作品は実写の戦争映画よりリアリティがあるのです」

「今日、また『火垂るの墓』を見ました。私が学んだのは映画はエンターテイメント以上だということです。映画はメッセージを込めることができます。この作品は芸術の領域にあります」

「私は映画を見て泣いたりする女ではありません。が、この映画を見ているとハートが痛くなりました。夫は見ている間、私の隣でずっと泣いていました」

まだまだありますが、今回はここまでにしておきます
アメリカでこの映画が公開されたときは「隣のトトロ」と同時上映だっため、「トトロ」に引き続いてこの映画を見たこどもたちはかなりショックを受けたようです
アマゾンのレビューでも「こどもには見せるべきではない」とか「こどもたちはこの映画のメッセージを受け入れる準備ができていないから見せるのは慎重にすべき」との意見が多数あります
暴力シーンのある映画は14歳以下禁止、などの規制があるアメリカならではの反応でしょうか?
しかし、米軍の投下する爆弾は14歳以下のこどもでも平気で吹き飛ばしているのが現実です
「反戦映画の傑作。ぜひ見るべし」との意見に対し、「これは反戦映画ではなく、人間の尊厳とは何かを語りかけているんだよ」との指摘があったりします
公開時にアメリカの著名な映画評論家が「節子の行動にはイライラさせられっぱなしだ。男の子が生活能力もないのに叔母の家を出た判断は間違っている」と論評したようですが、視聴者の方からは「幼いこどもがこうした行動をするのはよくあるわけで、映画評論家はこどもを知らなさすぎる」と冷静な突っ込みがあったりもします
もちろん賞賛する意見だけでなく、「こどもをダシにした映画によって日本は自らの戦争責任を薄め、回避しようとしているのではないか」との意見もあります
アマゾンUSAには400件を超えるレビューが投稿されており、この映画を見た人が何かを語らずにはいられなかったのだと推測されます

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