日韓アニメ・マンガ市場の比較

2007年のデジタルコンテンツ白書によれば、わが国のアニメーションの市場は2584億円と前年の2205億円から17%増加しています
マンガ市場の方はコミックや月刊誌併せて6200億円とされています
ゲーム産業では国内のソフトウェア市場が3113億円、ハードウェア市場が2420億円、輸出も含めたゲーム産業の売り上げは1兆6323億円に達します
国立メディアセンターを巡っては、「ハコモノだから無駄」とか、「国立マンガ喫茶など不要」との意見がありますが、文化政策あるいは産業振興の視点に立った議論がされないのが残念でなりません
この先10年、15年の文化政策をどうするのか、コンテンツ産業をどう育むのか、という視点から政治家も国民も議論してもらいたいと思います
さて、韓国の文化コンテンツ振興院が2007年の統計を出しましたので、日韓の比較をしておきます

         日本     韓国
マンガ市場  6200億円    570億円
アニメ市場   2584億円    230億円
ゲーム市場  3113億円     ?
(ソフト)

統計の数字はソースによって異なります
別な資料ではもっと数字が大きくなっていますので、目安として考えてください。それでも韓国政府機関の出した統計なので根拠がある数値だろうと思いますが

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