土浦8人殺傷事件を考える
茨城県内で8人を殺傷した金川真大被告の公判については前にも触れましたが、先日被告人質問が行われたとの報道がありましたので再び取り上げます
公判では弁護人の質問に答えて、「人を殺すのは蚊を殺すことと同じ」と答えたり、「ライオンがシマウマを食べるとき、シマウマに悪いと感じるのでしょうか」と発言したようです
金川被告の発言だけを切り取って、「異常な残忍さが表れている」とか、「反省の態度がまるで見られない」などなど感じる方は多いのでしょうが、これは金川被告がやっているパフォーマンスでしょう
あまり真に受けない方がよいでは?
ひたすら悪ぶって見せ、残忍な殺戮者を演じているわけです
当然、反省などといった行為はせず、思考停止の状態にあると見た方がよいと判断します
ちょっとでも事件について悔悟しようものなら自我が保てず、崩れ去ってしまうのを恐れているためなのか
このまま判決が出るまでふてぶてしい態度を演じ続け、「とんでもないワル」との印象を与え続けるだろうと思います。いわば虚勢を張っているだけなのですが
こうした裁判の報道に触れるとき被告人に「少しでも人間らしい態度・心遣いを示してほしい」と期待し、「反省の弁」を求める人たちがいます。その気持ちは十分に理解できるのですが、過剰な期待は禁物です
金川被告自身、己の内面は決してさらさないつもりで行動しており、最後まで虚勢を張り続ける覚悟なのでしょう
この世をまっとうに歩けなかった人間の最後の意地です
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