精神医療後進大国 中国

先月の報道ですがレコードチャイナが「中国の精神系疾患の患者は少なくとも1億人以上」と報じています


最近、中国関係のニュースでは「インターネット中毒は精神病だ」などという話が頻繁に出ています
インターネットのオンラインゲームにのめりこんだりするのは依存症、あるいは嗜癖であり、精神病だと断定するのはあまりに突飛な発想です
病理を解明するような研究が行われているとも思えませんので、これは医学的見解ではなく、政治的な発想なのでしょう
つまりインターネット経由で中国共産党独裁を揺るがすような情報が外国からもたらされるのを極度に警戒しており、国民をインターネットからできるだけ遠ざけておきたいとの思惑が見えます
さて、精神衛生対策の話です
昔のソ連は、「精神病は資本主義社会に見られる病気であり、社会主義国家に精神病患者はいない」と宣伝したり、反体制活動家を精神病だと決めつけ強制的に入院させて薬漬けにするといった悪行を重ねてきました
こうした手法を中国もそっくり真似をし、精神病院は反革命分子を収容し処罰する施設の役割を務めてきました
ですから中国にまともな精神医学が存在するわけがないのです
医師は患者を薬物漬けにする拷問執行人でしかありません
まともな精神医学を根付かせるにはこの先、20年以上かかるのではないでしょうか。既存の医師を再教育するだけでも大変です
厳格な診断基準を徹底させたり、適正な医薬品の使用を教え込ませるだけでも想像を絶するくらいの努力が必要です
その間、病気は待ってくれません

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