凶悪な少年事件が増えていると言うデマ
有識者、ジャーナリストがしきりに「凶悪な少年事件が増えている。この世の中はどうなってしまったのか」と警句を発します
しかし、彼らが言うほど少年による凶悪犯罪が増えているわけではありません。犯罪白書を要約したサイトをごらんください
京都教育大の集団強姦事件に関し、新聞に有識者のコメントがいろいろと掲載されていますが、その中に尾木直樹法政大学教授がいます
少年事件がテレビで取り上げられると、コメンテーターとして頻繁に顔を出していましたのでご存知の方もいるでしょう
この尾木直樹も「凶悪な少年事件が増えている」と主張していた一人です
社会不安を煽りたがるメディアにとっては、その線でコメントを出してくれる尾木は便利な存在だったのでしょう。たびたびメディアに露出していました
記憶は定かでないのですが豊川事件の際に、「普通の少年が突然、凶悪な事件を起こすケースが増えている。自分はこれを突然型非行と呼んでいる」とトンデモ発言をしていました
個別のケースを詳細に検討すれば、事件を起こした少年少女が「普通」ではないのは明らかです。単なる印象で事件を語っているにすぎません
当時教育評論家であった尾木を某大学が招いて講演を行ったのですが、その内容が学理や学説を無視したあまりにひどいものであったため、企画に関わった心理学系の教授が激怒し、自分はその愚痴をさんざん聞かされました。そんな尾木氏もいまは法政大学の教授です