風邪とインフルエンザの違い

ラジオを聴いていると、パーソナリティの方が「風邪が流行っているのでみなさん気をつけてくださいね」と発言したりします
視聴者を気遣っての一言なのですが、風邪とインフルエンザを混同しているのが明らかです
それでラジオのパーソナリティを責めても仕方がないわけですが・・・
昔、大流行して多くの死者を出した「スペイン風邪」や「ソ連風邪」も、風邪ではなくインフルエンザでした
風邪は個人の体調不良によって引き起こされる症状であり、流行したり人から人に感染したりはしません。季節の変わり目で寒暖の差が激しいときには体調を崩しやすいため、風邪をひく人が増えるので「風邪が流行っている」との認識が当たり前になっています
インフルエンザはウィルスによる感染症であり、人から人へと感染して被害を拡大させます
しかし、風邪もインフルエンザも同じものとして扱われているため、違いを説明しても「うざい」と言われるだけです
「今年は胃腸風邪が流行っている」と言われたりもしますが、これはノロ・ウィルスによる感染症で風邪ではありません。下痢や嘔吐をともない、毎年死亡する人が出るほどであり、「風邪くらいで病院に行けるか」などと軽く見るのは誤りです
あるいはインフルエンザに感染し発症しているのに、「風邪くらいで会社を休めるか」と出社してくるサラリーマンもいます。職場にインフルエンザ・ウィルスを撒き散らし感染を拡大させるのですが、本人にその自覚はまったくありません
今回のインフルエンザの流行も自覚の欠如が要因の一つだろうと思います
学校が休みになったため、高校生が繁華街へと繰り出しているという報道がありました。自分たちが感染を拡大させているという自覚はないようです

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