セクハラおやじ
鴻池辞任については先に書きましたが、報道を見て呆れた方も多かったのではないでしょうか
「欲望は身を滅ぼす」と言われますが、精神分析の側から考えるとちょっと違います
「欲望を認めず、否認するがゆえにさまざまなトラブル、問題を引き起こす」と言うべきでしょう
鴻池の政治的な理念は「道徳」だそうです。愛人を10人も抱えていたとされる助平オヤジが「道徳」を説くなど笑いたくなりますが、本人はそう思っていなかったのでしょう
つまり鴻池本人の中では、人一倍女好きだけどそれと政治家であるという立場はまったく別ものだ、と理解されていたのです
世間は決してそんな見方はしません。政治家が己の立場をわきまえず、愛人を何人も抱えてよろしくやっているなんて事態を許さないのです
自分の欲望を真正面から受け入れ、「どうしようもない女好きで助平だから問題を起こす可能性がある自分」をわきまえているなら、行動をある程度は自制しトラブルを回避できたかもしれません
電車の中で女性の体に触れれば、故意であろうとなかろうと痴漢扱いされると大多数の男性は理解しているから気をつけ、自制するわけです
鴻池の場合自分の欲望を認めず棚上げしていますから、たとえば痴漢で捕まった人間が、「触ろうと思って触ったわけじゃない。だいたい最近の女子高生はスカートが短すぎる。実にけしからん」などと道徳論をまくし立てて呆れさせるケースが想像されます。欲望を認めないがゆえに欲望に振り回され、同じ失敗を繰り返すセクハラおやじのように
高塚猛という人物をご存知でしょうか。彼はダイエーホークスのホーム球場であるホークスタウンの社長であるとともに、ビジネス書を出版する会社の社長でもあり、数々のビジネス書を出していました
(彼に関する事件は以下のサイトを読んでください)
その本のタイトルは「抱擁力」でサブタイトルは「なぜあの人には『初対面のキス』を許すのか」というものです。つまり「高塚猛が初対面の女性にキスをしても女性は嫌がったりせず受け入れるからセクハラにはならない。それにはおどろくべき秘訣がある」という内容の本です
セクハラおやじの自慢話炸裂、という本です
高塚はホークスタウンの女性従業員から「執拗に体を触られた。拒否すると首にすると脅され、逆らえなかった」と訴えを起こされました
自称「抱擁力」のある経営者の実態はあまりにお粗末です
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