セーフティネットとして

高い目標を掲げ、日々努力し、甘えを許さず、黙々と励む

スポーツであれ、他の分野であれ、そうあることは理想であるわけです

ただ一方、この国で毎年3万人を超える自殺者が出ている現実があります

人の抱える困難や不安、挫折はそれぞれであり、他人と比較はできません

「そんなつまらないことで悩まないで」と言いたくなるような出来事も、本人にとってはとて

つもなく深刻な事態であったりするわけです

前にも書きましたが、人の頭の中に手を突っ込んで考え方を変えさせる、なんて真似は

できません。また、するべきでもありません

「死にたい」と願う人の手足を縛って自殺を思いとどまらせるのは緊急措置かもしれませ

んが、根本的な解決策ではありません

3万人の自殺者、という現実の前で自分の取り組みなどあまりにささやかで無力な行為

ではありますが、社会のセーフティネットの一部でありたいと思っています

すべての問題を解決する万能薬なんてものはありません

ただ、絆創膏や目薬や消毒薬や胃薬など、もろもろの存在があって機能し、役に立って

いるように、社会の中で挫折したり落ち込んだり、不安に悩んでいる人のためのさまざま

な形のセーフティネットがあれば何らかの役に立つと考えます



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