年末となり、重大事件の判決が相次いでいます。裁判官に「年内に決着をつけよう」との感覚があるのかどうかは不明ですが、迅速な裁判はブログで取り上げる方としても助かりますさて、今回は2021年6月、立川市内のホテルで風俗サービス業の女性を呼び刃物で刺して殺害した上、送迎役の男性従業員にも切りつけ重傷を負わせたとして加藤聖哉被告(当時19歳で現…
福井県坂井市立小学校の教諭見附史教被告(59)は、勤務先の小学校内で女子児童の体を触ったとして逮捕、起訴されて公判が続いています。初公判が7月31日ですから、随分と長い期間、裁判をやっていることになります。裁判員裁判ではなく裁判官のみで行われているため、公判は月に1回くらいのペースなのかもしれません被害を訴えた児童は11人もいると報じら…
除霊、浄霊、ヒーリングなどと称して信者を集め、健康食品を法外な値段で買わせたり、信者にわいせつ行為をする怪しい団体が次々と出現しますこうした団体の主催者は自らを霊能力者だとか、ヒーラーなどと称していますがインチキです。霊による祟りなどというものは存在せず、人間が都合よく利用するためにあれもこれも霊の祟りだの、悪霊の仕業などと決めつけてい…
世間を騒がせたルフィ強盗団は主犯格以下、延べ50人もの逮捕者を出して捜査は終了し、今後は裁判の行方が注目されます。ただ、同じ時期にルフィ強盗団とは別の、いくつもの強盗事件が発生しており、まだ未解決のままで犯人逮捕に至っていない件もありますこれら、逮捕されていない強盗グループは今後の凶悪な犯行を繰り返す可能性があり、まだまだ安心はできませ…
訪問診療をしていた医師らを自宅に呼びつけ、散弾銃を発砲して殺害した渡邉宏被告に対し、さいたま地裁は求刑通り無期懲役の判決を言い渡しています散弾銃を人に向けて発砲しておきながら、「殺意はなかった」と渡邉被告は主張していたのですが、当然ながら通用しません被告・弁護側の主張はほぼすべて退けられた判決になっており、渡邉被告は不満たらたらでしょう…
現在の日本の司法では精神障害の影響で心神喪失(善悪を判断する能力が失われた状態)と判断された場合は無罪を言い渡し、心神耗弱(善悪を判断する能力が衰退した状態)と判断された場合は刑罰を減じる扱いとなっています新居浜市で高齢者夫婦とその息子をナイフで刺殺した河野智被告については、犯行時の刑事責任能力をどう判断するかが争点となっています検察側…